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船に乗れ!①②③

ずっと返してない本があったために利用できなかった図書館。

昨日ようやく本を返せて、十数年ぶりに復権しました。長い間、ごめんなさい。

うれしいなぁ。これでまた本が借りれます!

読みたい本が2冊とも貸し出し中だったため、予約をして、それとは別に「船に乗れ!」を3巻まとめて借りました。

2010年の3月に1巻だけ読んで、しあわせな高揚感のまま終わっていた本。

冒頭にそれとなく予告されていた悲劇の予感が、急展開して結実する第2巻。

1巻が未来に満ちた終わり方だったから、冒頭部分がすっかり飛んでいました。

2巻でサトルくんが受けた衝撃。それでも容赦なく続いていく日々。

そのまま、3巻は、どうにも地に足がつかない気分で読んでいました。
その気持ちは、すべて読み終わった後も変わらない。

この本は現在のサトルくんが高校時代を振り返って書いているから、今の彼や同級生たちの様子も断片的に出てきます。彼らの今は、決して不幸じゃないし、サトルくんだって、そう。

だけど、あの時の衝撃の日々を、彼はずっと自分の中に抱えて生きてて、それはきっと、どれだけ年月が経ってもきれいには消化されないものだと思う。

そんな感じが、読み終わった後の私にも残ってる。

ふりかえってもどうしようもない。自分だけではどうすることもできない。

そうであるしかなかった過去があって、その延長に自分は続いていて。

こういう、きれいに片付けられないものを抱えつつ、人はそれぞれの終わりの日まで生きていくんだろうね。

音楽を専攻とする学校が舞台なのに、「船に乗れ!」というタイトルはどこから来ているんだろうと思っていましたが、その由来は3巻の最後にようやく出てきます。

「船に乗れ!君たち哲学者よ!」

・・・それはニーチェの言葉でした。

船に乗れ。そして、自分だけの哲学を見つけろ。

けれど船は揺れる。揺れるから船酔いする。揺れよ、どうかおさまってくれと願うだろう。

船酔いはいつかおさまる。しかし船は揺れ続けているのだ。

そのことを忘れるな。

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