2015年9月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

発掘はコチラ

  • カスタム検索

« ドラマにおける翔ちゃんの役どころ | トップページ | 性懲りもなく »

N響アワー*バレエダンサー熊川哲也創作の秘密

10月16日(日)に放送されたN響アワーに、熊川哲也さんがゲスト出演。

今回の彼は舞台衣装ではなくシックなスーツで、音楽とともに登場。こちらに向かって歩いてくる姿、場面中央で片手を胸に当てて軽くお辞儀をする姿勢。たった数秒のことなのに登場した途端、場の雰囲気が変わります。

ただの丸いスツールに座る姿もキレイ。バレエの中でよくある王子様が座ってるシーンと同じ、いつもやっていることが、こういう時にも自然に出るんでしょうね。

番組では今まで彼が出演した作品の映像や、「白鳥の湖」公演に向けたリハーサルシーンなども交え、彼がどのようにバレエ作品を創作しているのかを紐解いていきます。

その上で重要な要素のひとつに音楽があります。熊川さんは「バレエ音楽はクラシックとは違う。そこにはダンサーの呼吸までが入れ込まれているから」と語っていましたが、私がいちばん印象に残ったのは、彼の音の取り方。

「意外と後取りの方が、オレは好きなんだよね」と言ってたところ。

ちょうど今、松岡正剛さんの「連塾・・・方法日本Ⅰ神仏たちの秘密~日本の面影の源流を解く」という本を読んでいて、その中で松岡さんは“日本の音楽のリズムは間拍子で、表と裏がある”と書いている。

「いちとぉ にいとぉ さんとぉ」というように、カウントを打ったところにリズムがあるのではなく「とぉ」の部分に表の間と裏の間が入るというわけです。

このカウントの仕方と、熊川さんの言う「後取り」というのがつながるような気がして。

熊川さんは、「(バレエを)見てる人の気持ちが、音とビジュアル一緒に回るには、視覚→聴覚の順がいい」と言うのね。カウントが遅れるのとは違う、本当に微妙な「間」がある・・・。

そこら辺を司会の一人:作曲家の西村朗さんは、「体の動きと音楽との間に、スペースがある。呼吸のやりとりがあるんですよね」と表現していましたが、この部分がとても、日本的な感覚なのではないかと思ったのです。

日本的な感覚をもって世界で勝負しているバレエダンサー、芸術家の一人なのではないかと。

なんかね。ずっと熊川クンといえばやんちゃなイメージがあって、(だからどうしても熊川クンと書いてたけれど)、今の彼を見ていると、伝統の継承と新たな創造、この相矛盾するふたつのことを守りつつ超えていこうとする姿勢が強く感じられて、踊りだけじゃなく、ますますスケールが大きくなっているなぁという気がします。

この人は、いったいどこまで行くんでしょうね。この先も楽しみな人のひとりです。

« ドラマにおける翔ちゃんの役どころ | トップページ | 性懲りもなく »

映画・テレビ」カテゴリの記事

舞台芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/109163/53028896

この記事へのトラックバック一覧です: N響アワー*バレエダンサー熊川哲也創作の秘密:

« ドラマにおける翔ちゃんの役どころ | トップページ | 性懲りもなく »