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若冲ミラクルワールド<色と光の魔術師>

実家の母が録画してくれた、シリーズ若冲ミラクルワールドの第1回。

 「色と光の魔術師~“奇跡の黄金”の秘密に迫る~ 

はじめて若冲の絵を見た時、まず衝撃を受けたのが“色”。それまで見たどんな絵よりも鮮やかな色彩溢れる世界に圧倒されました。

番組では、この色の秘密を人間の見た目だけでなく、最新機器を使って分析しています。

若冲が使っていた絵の具は、全部で25種類あまり。品質にこだわり、最高級の絵の具を使っていたそうです。この絵の具だけを見ても、色がとても美しく、色につけられた名まえにも魅かれました。

たとえば鶏の鶏冠部分など、頻繁に登場する印象的な赤い色は【辰砂】(しんしゃ)。
青は【群青】(ぐんじょう)、緑は【緑青】(ろくしょう)、白は【胡粉】(こふん)。

主に鉱物を砕いて作られているこれらの岩絵の具は、それだけを見てもとても発色がよくて、美しいのね。水彩絵の具や色鉛筆の比じゃないなと思いました。Rimg0487

けれど、実際には、絵の具の数を超える無数の色彩を生み出していたのです。

その秘密は重ね塗りと、それを生かす細密な描きこみにありました。

発色の効果というものを完全に理解していて、この色とこの色を重ねるとどうなるのか、どのくらいの厚みで、どんな風に重ねれば、どういう色合いが出せるのかが完璧にわかっていたというのです。色彩の魔術と言われる所以ですよね。

なぜここまで色にこだわっていたんだろう。

・・・と、大野智も言っていたけど。

そこら辺を茂木健一郎さんはこんな風に推察していました。

自然界にはひとつとして無駄なものがない。そうした生き物を個体としてみるのではなく、生き物という個体を構成している素材そのものが生き物であって、若冲は、ひとつひとつのこまかい色に生きとし生けるもの全てに対する祈りを込めたのではないかと。

けれど、もっと驚いたのは、それが色だけにとどまらなかったことです。

白い鳳凰を描いた絵があります。その白い羽には金色の輝きがある。

当然ここには金色を使っただろうと誰もが思っていたのに、使われていなかった。

塗られていたのは【黄土】(おうど)という黄色。絹地の表から白で羽を描き、裏彩色という技法を使って、絹地の裏から黄土を塗っていたのです。

これを人間の目が見ると、金色と認識してしまう。

実際に色彩のメカニズムを研究する人が調査しているのですが、カメラが捉えた若冲の絵の白い羽の部分と、実際の金との科学的データがほぼ一致してしまうそうです。

若冲は、どうやって金色を生み出したのか。

今度は色彩の知覚の専門家が登場します。

【金】という色は、【黄色】という色に輝きが加わってはじめて金色に見えるのだそうです。、輝きは、明暗の差。白いところと黒いところがないと、輝きは生まれない。

それを若冲は、羽の白、裏彩色の黄色、肌裏という、絵を保護するために絵の裏に貼る黒い紙を透けあわせて、金色を生み出していたのです。

これは現代の科学者をして「信じられない」と言わしめるほどの、スゴイ技。

実際の金属光沢の金色とは違った表現をしているのに、知覚レベルとしては同じような脳の応答を作り出しているのだから。そこの部分はテクニックなんだけど、それこそどんな風にそのような境地にたどりついたんでしょう・・・。

今までただ単純にきれいだな~と思って見ていただけですが、その美しさの裏には、これだけの努力とテクニックと思いが込められていて、そういうことを知って見る絵は、知らずに見ていた時とはまた違った楽しみを教えてくれるものなんだなと思いました。

ま、私はどちらも好きですが。

そしてナビゲーターの大野さんは、ほとんど「おー!」とか「わー」とか「すっげぇえ!」といった感嘆語しか発していないのだけど、ところどころで、絵を描く人にしかわからない、気づかないような発言をしていたのが印象的でした。

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コメント

ちゃんと見たら、若冲の番組でした(笑)
あたりまえだけど。
大野さんの起用と活用方法については
一連の嵐さん番組と考え方は一緒ねと
思いました( ̄ー ̄)ニヤリ

BSプレミアムを観られる環境にいながら、
本編をまーったく観なかったのだ、うふ。
(あんまり観る気がしなかった、ぶっちゃけ)
ももさまの記事でもうお腹いっぱいですっ。
あ、でも、茂木さんの解説は観たかった。

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