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終戦のローレライ

先日呉61p7x9zhhglでの夫を見てて、こういうのが好きなら、たぶんこの本も好きなんじゃないかと思い、久々に引っ張り出してみました。

福井晴敏さんの「終戦のローレライ」。確か5年ほど前に読んだかな?

だからそのまま渡すつもりだったのに、ちょっとだけと読み始めたら、ハマってしまいました・・・sweat02

舞台は太平洋戦争が終焉を迎えようとする昭和20年夏。日本に「あるべき終戦の形」をもたらそうと画策する海軍大佐・朝倉良橘(あさくらりょうきつ)。その令を受け、任務遂行にあたる戦利潜水艦伊507には、ナチス・ドイツが開発した特殊音響兵装【ローレライ】が搭載されていた。・・・・・

この本、読み出すと止まりません!文庫本4冊、一気です。

登場人物ひとりひとりの個性が、よく書き分けられていて魅力的。

朝倉大佐の言う「あるべき終戦の形」という、どっかの頭のいい人が考えるあるべき論はわかんないけど、今ここで自分たちが、瞬間瞬間何を選択するのか、何を大切にしたいと思うのかを、とにかく叫ぶ折笠征人(おりかさいくと)の言葉は、戦争という非常事態に、思考停止やいままでの経験でしかものを考えられなくなった大人たちの心をまっすぐに打ってきます。

「大人たちがはじめた戦争でこれ以上人が死ぬのはまっぴらだ!」と叫んだ折笠の言葉にうなだれ、それでも折笠やパウラたち、若者の力を借りざるを得ない大人たち。

けれど最後の最後に、自分たちの希望を託して2人を戦線から離脱させ、自分たちができる最上を成し遂げて、マリアナ海溝へ沈んでいったのもまた、大人たちでした。

この時の伊507艦長絹見(まさみ)少佐が43歳。朝倉大佐45歳。田口掌砲長42歳。

大人たちも、今の40代が背負っているものとは、段違いに重い現実を生きた人々でした。

今の自分を考えると、ゆるゆるだよなと思います。

それで許される世の中に生まれてきていることの、ありがたさ。

戦争は絶対イヤだけど、戦艦とか戦略(作戦?)とか、そこにかかわっていた人の話には興味があるんだよね・・・。

興味があるって言い方は、後ろめたいというか、ちょっとどうかと思うんですけど。

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