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生物と無生物のあいだ

この本を読むことになったのは、完璧【帯】のせいです。

Rimg2542

じゃなけりゃ、こんな理系な本を手に取ることはなかったろうから。

最初はこの“いかにも”な装丁がちょっとばかり胡散臭かったんだけど、読み終わった今は、これもアリだねと思うようになりました。Rimg2544

だって帯を外しちゃったら、絶対素通りだもん。→

中身で勝負ってのは大切だけど、その中身にたどりつくための工夫も大切なのねって、あらためて思いました・・・。

それから 「生命とは動的平衡(dynamic equilibrium)にある流れである」

この言葉にも発見が・・・!  (←ここは後ほど)

内容は帯にもあるとおり、「生命とは何か」ってことについて書かれているのですが、この人の文章は、理系のクセに(←失礼)、文学的で比喩がとてもわかりやすく、文系人間にも専門的な内容が興味深く読めました。

私がいちばん面白く思ったのは、著者が取り組んでいた、あるタンパク質を特定してその機能を調べる過程とその結果。

マイクルメートル単位の物質がうようよしている中から、目的のモノだけを選り分けるのは、お味噌汁の中に入っている油あげと豆腐とネギを選り分けるのとはワケが違う。

苦心して目的のモノを取り出したら、今度はそれだけを大量コピーしてその機能を特定すべく実験していく。

これがたとえばブラウン管のテレビなら後ろに並んでいるどの部品がどんな機能を担っているのかが決まっていて、パーツごとにその機能が定義でき、それはどんな場合も同じ結果を出すでしょう。

けれど生物は、恐らくこんな機能を担っていると予測されるモノを取り除いた実験体を人為的に作ってみても、なんの支障も起こらないことがあるそうです。

そこには時間があるからだ、と著者は書いています。

私たちの生命は、受精卵が成立したその瞬間から、時間軸に沿って流れる、後戻りできない一方向のプロセス。

その時間軸の途上でしか働かないプロセス、そのプロセスが正常に機能してはじめて次のプロセスが起こるものがあるのではないかと。

そのプロセスが何らかの理由でうまく働かなかった場合でも、生命は、その状況をゆるやかに取り込んで、もう少し臨機応変な対応をしてくれているように読めました。

これがテレビなら、そんなことはできないよね。ある部品は音を出すもの。また別の部品は赤い色を出すもの。色を出す部品が壊れても、音を出す部品がその機能を代用することはできないし、どれだけ時間が経っても、その部品は定められた特定の機能しか果たさないでしょう。

そこが機械と生命との違いで、科学的に解明しきれない部分があって、とても緻密な実験を重ねた結果が(ひとまず)そこだったことが、すごく印象的だったというか。

理系って1+1=2の世界という勝手なイメージがあって。必ず答えがある世界?

文系は、息子が小さい頃、「国語は正解がひとつじゃないからキライ」と言ってたそのとおりだと思うんだけど(笑)。そのわりに彼は、思いきり文系な世界へ行ったのだがー。

答えが明確に定まることはとても気持ちがいいし、憧れる。

けれど、答えが明確じゃない世界にも私は激しい愛着があって。

だけど、理系とか文系とか関係なく、大事なことはひとつにつながっていくと思わされた本。

「生命とは動的平衡(dynamic equilibrium)にある流れである」

読んで、ん?と目が留まったのは equilibrium(イクイリブリアム)という言葉。

これ、オーラソーマボトルのサイドに書いてあるのと同じじゃん!Rimg2545_2

オーラソーマも単に決まった答えを出すものじゃなく(そんなものはそもそもないが)、私たちが生きていく流れのなかで感じることに気づいていくための、ひとつのツール。

私はよく、こうでなければならないと凝り固まってしまうことがあって、そういう自分に気づくとそこから自由になって、また動けるようになるんだよね。

ダイナミックイクイリブリアム、オーラソーマのボトルもこういう呼び方するといいかも。

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