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船に乗れ!①合奏と協奏

Funeni もしもまた生まれてくるようなことがあったら、今度は音楽の人でありたいと思う。

今の私が、言葉を表現の手段に選んだように、その時は、音楽を選んでいたい。

これはかなり前からの、ひそかな願望。      

               *

「船に乗れ!」は、音楽で語る人たちの物語だ。

 音楽で会話する

 音楽で主張する

 音楽で怒る

 音楽で泣く

 音楽で恋をする

主人公の津島サトルは音楽科の高校生。専攻はチェロ。

同じ高校生でも普通科とは違う。宿題も、次のレッスンまでに1曲自宅でさらってくるなんて感じ。

そして、高校生活の大きなイベントだった学園祭も、ここではお化け屋敷や模擬店だけじゃなく、あちこちの教室で自分たちの演奏を披露するというのが大半らしい。

「船に乗れ!」の1巻には、【合奏と協奏】という副題がついている。

津島サトル曰く、アンサンブルには合奏と協奏があるのだそうだ。

全員がひとつの音楽を奏でるために、気持ちをひとつにして、大きなハーモニーを作り出すのが合奏。

反対にひとりひとりが競り合って、自分が主役だと主張して音を出すのが協奏。互いに自己主張して譲らないところに生まれる、緊張の音楽。

このふたつを、主人公の津島くんは、オーケストラとピアノ・トリオというふたつの場で経験していく。

大勢の人間でひとつのものを創り上げていくことの難しさと喜び。

自分が何者かということ。自分が表現したい自分はなんだ。何に喜び、何に悲しみ、何を伝えたくて、何を分かち合いたいのか。

場面は音楽で、表現手段は楽器なんだけど、それはそのまま普通科の高校生だった私にも当てはまる。今の、といってもおかしくないくらい。

だけど、津島くんの言葉は、音楽なんだよね。

そこがどうしようもなくステキで、どうしようもなくあこがれで、どうしようもなく嫉妬しちゃいたいところなんだ。

そして自分との決定的な違い。

違うからこそ、自分を振り返る。全然いいって思える。

それでもやっぱり、もしも次があるなら、と考えたりもする。

私にとって音楽は、聴いて楽しいもの。

それが表現手段でもあるのは、ホントはつらいことなのかもしれないけれど。

この本を読んでいると、どこかでうらやましいなって思っている自分がいるのも事実。

2巻、3巻が、どうなっていくのか楽しみです。

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