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スカイ・イクリプス

51eqrxvxjhl  2008年6月に発売された「スカイ・クロラ」シリーズの短編集です。

本当はこれを読むはずじゃなかったんだけど。

「ナ・バ・テア」「フラッタ・リンツ・スカイ」「ダウン・ツ・ヘヴン」「クレイドゥ・ザ・スカイ」と読み進んで、次は「スカイ・クロラ」にいこうと思っていたのに、行った本屋にその巻だけがなかったのです。

それがよかったかどうかはわからないけど。

初めて読んだ「ナ・バ・テア」はただ文章を追っていられたのに、巻を追うごとに謎や伏線が散りばめられていることに気づいて、世界をそのまま楽しむことができなくなっていました。

解けない謎、きれいに説明のつかない事柄。そして「僕」はいったい誰なのか。

知りたい、わかりたい。きれいに説明をつけたい。そしてスッキリしたい。そんな思いがどんどんふくらんでいきました。

でも今回読み終えて思ったのは、小説ってなんて可能性に満ちた世界なんだろうということ。

このシリーズが映像でも、音楽でもなく、言葉で表現されていることに、単純に感動しています。(注:「スカイ・クロラ」映画は除いて)

もしも全編映像で表現されていたら、「僕」はいったい誰なのかという疑問はそもそも発生しなかったでしょう。

クサナギやカンナミやクリタは、すべて別々の人物として、目に見える形でハッキリと分けて描かれていただろうし、顔が判別できないカタチをとったとしても、その人物の声でわかってしまうかもしれない。

目や耳で確認できない世界で登場人物を判別するには、文字の描写から想像するしかないのだけれど、「僕」と名乗っていたクサナギスイトを男性であると思い込んでいたように、今までの経験や習性により、知らず知らず作り上げたイメージに思いきり不意をつかれました。

スカイ・クロラシリーズには、言葉の後ろにある“語られていない世界”に目を凝らすおもしろさと深さがあります。

読めば読むほど、おもしろくなる!

最後の「スカイ・クロラ」が楽しみです。

*この文章、2月17日に書きかけてそのままになっていました・・・。

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