スカイ・クロラ
本日は急遽映画デーとなりました。(しかもレディースデイのため豪華2本立て)
1本は朝イチで『花より男子F』を見納めと決めていたけど、その後は時間と気分で決めようと思っていました。
で、切符売り場に着いた途端、決まったのは『スカイ・クロラ』。
この語感。この読み方。なんか魅かれる。というわけで即決。
・・・しかし、毎度のことながら、どんな映画かまったくわからず。とりあえず客層を見ると『花男』と違ってもうチョイ若者が多いのはわかるけど、オタクっぽくもないし、女子が多い。けどオバサンはいない。オジサンがいないのは平日の真昼間だからにしても。うーむ。
けれど映画がはじまると、そんなことはすっかり飛んでしまいました。
まず最初の音楽がいい!ハープが奏でる音。同じ曲が途中オルゴールでも登場しますが、この曲だけで映画のサントラが欲しいと思っちゃいました。
そして空、空、空。雲、雲、雲。その中を飛ぶちょっと古めかしいプロペラのついた戦闘飛行機。あれ?この映画アニメだよね?って一瞬混乱するほどリアルな空の世界です。
それが地上に降りると、いっきにアニメになるんだよね。
建物やこまかい物の描写。人や物が立てる音。描かれた人に当てた俳優さんの声。
どこでもない、いつでもないのに、どこか私たちの世界と近しく、だけど違う。
『スカイ・クロラ』という世界に生きている人とものたち。
この世界観は原作の森博嗣さんのものなのか、表現した監督の押井守さんのものなのか。お二人の背景を知りたくなりました。
特に原作本のタイトルの読み方が、メチャメチャ好みなんだけどー!
スカイ・クロラ(The Sky Crawler)
ナ・バ・テア(None But Air)
ダウン・ツ・ヘヴン(Down to Heaven)
フラッタ・リンツ・ライフ(Flutter in to Life)
↑この読み方のため、あえてカタカナ表記にしてみました。
第二次世界大戦のドイツ軍とか、大日本帝国海軍の零式とか、あの辺の時代が好きな人には、この映画の小道具たちは魅力的なんじゃないでしょうか。
思春期の姿のまま 永遠に生き続け
ショーと化した「戦争」のパイロットとして命をかけて飛び立っていく
まるで終わりのない生を拒絶するかのように
飛ぶことだけが 闘うことだけが
生きている実感のように
そんな「キルドレ」たちの物語
「たとえ、永遠に続く命を生きることになっても、昨日と今日は違う。木々のざわめきや、風のにおい、隣りにいる誰かのぬくもり。ささやかだけど、確かに感じることのできるものを信じて生きていく。・・・・・(中略)僕はこの映画を通して、今を生きる若者たちに、声高に叫ぶ空虚な正義や紋切り型の励ましではなく、静かだけれど確かな、真実の希望を伝えたいのです。」 (押井守監督のメッセージより)
・・・この映画、深いです。
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