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ローマ人の物語

Rimg0369 塩野七生さんの「ローマ人の物語 ローマは一日にして成らず」(文庫版)を買ってしまいました・・・。1992年から書き始めて2006年に完結した本ですが、単行本でも15巻、文庫版では現在28巻まで刊行されています。

塩野さんは最初に「読者へ」と、こうきり出しています。

“知力ではギリシア人に劣り、体力ではケルトやゲルマンの人々に劣り、技術力ではエトルリア人に劣り、経済力ではカルタゴ人に劣るのが自分たちローマ人であると、ローマ人自らが認めているのに、

なぜローマ人だけが、あれほどの大を成し、一大文明圏を築き上げ長期に渡って維持することができたのか。そして彼らさえも例外にはなりえなかった衰亡も、覇者の驕りによるだけのものなのだろうか。

これらの疑問への回答を、私は急ぎたくない。” と。

これを読んでいままで敬遠していたこのシリーズに俄然、興味が湧いてきました。

“人間の行動原則の正し手を、宗教にもとめたユダヤ人。哲学に求めたギリシャ人。法律に求めたローマ人。この一事だけでも、これら三民族の特質が浮かび上がってくる。”

確かに!ユダヤ人の宗教は一神教です。これに較べてギリシャやローマは多神教。こんなところは八百万の神を祀る日本も似ています。いろんな神さまが共存できるということは、いろんな神を信じる人も共存できるということです。塩野さんは“宗教はそれを共有しない人との間では効力を発揮しない。だが法は価値観を共有しない人との間でも効力を発揮できる”と書いています。それでは同じ多神教のギリシャ人はなぜ衰退したか。これは私の推測ですが、哲学をやってる人に明るい人はいないというか(失礼?)、哲学って眉間にしわ寄せ苦しんで学ぶイメージがあるから、きっと人生頭で考えすぎて行き詰ってしまったのではないかなあ(なんて。)

宗教でも哲学でもなく、法を行動原則にしたローマ人は、敵として戦った相手も敗者となって自分たちと同化することを望めば、殺すことも略奪することもなく、居住する土地を用意し、市民権も与えていたというのです。最初はローマにも王がいたし、宗教を司る役職もあったけど、それさえ世襲制ではなく、市民の選挙によって決まるというのがある意味スゴイと思います。このふたつは権力争いの元となるものだから、それから自由であるというのはなかなか難しいことだよね。

このシリーズは父も読みたがっていました。来年の父の誕生日プレゼントはこれだな。

Rimg0368 Rimg0366 文庫版の表紙と裏表紙は、金貨と銀貨のシリーズで飾るようです。通貨も時代を映す史料としてローマ史を追っていこうという試み。1巻はまだローマの黎明期のため、通貨はなく、ここに登場しているのは同時代ギリシャで使われていたものだそうです。これだけの差があったギリシャとローマ。しかしこの後の両者を思うと・・・。

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